1. はじめての方・ログイン(初期設定)

入力内容(スペルや余分なスペース)を再確認してください。正しく入力してもログインできない場合は、パスワードの再設定を行うか、規定回数の失敗による一時ロックアウトの解除をお待ちください。
順番に以下の原因と解決手順をご確認ください。
 
1. よくある入力ミス・確認ポイント

 

ユーザー名の形式を確認する

Salesforceのユーザー名は メールアドレス形式(例: user@domain.com) で登録されています。

メールアドレスとユーザー名が異なる運用(例: 末尾に .sandbox などが付く環境)もあるため、正しいユーザー名を使用しているかご確認ください。

 

余分な「空白(スペース)」が入っていないか

ユーザー名やパスワードの先頭・末尾に、コピー&ペースト時の「半角/全角スペース」が含まれていないかご確認ください。

 

大文字・小文字・入力モードの確認

パスワードは大文字・小文字を厳格に区別します。キーボードの Caps Lock がオンになっていないか確認してください。

 
2. 自力で解決する場合(パスワード再設定)

 

ログイン画面からご自身でパスワードをリセット(再設定)できます。

 

1.ログイン画面のリンクをクリック:リセット画面へ移動。

ログイン画面にある [パスワードをお忘れですか?](または [パスワードの再設定])をクリックします。

 

2.登録ユーザー名を送信:ユーザー名の入力。

ご自身の Salesforceユーザー名 を入力し、[続行] をクリックします。

 

3.メール内の URL から新しいパスワードを設定:メールの確認と再設定。

登録されているメールアドレス宛に「パスワード再設定メール」が届きます。

メール内のリンク(有効期限あり)をクリックし、新しいパスワードを設定してログインしてください。

 
3. アカウントが「ロックアウト」されている場合

 

パスワード入力を連続で複数回(標準設定では5回など)間違えると、セキュリティ保護のためアカウントが一時的に自動ロックされます。

 

対応方法 1(時間を置く)

設定されたロックアウト期間(標準では 15分〜30分程度)が経過すると、自動的にロックが解除されます。時間を置いてから再試行してください。

 

対応方法 2(管理者に依頼)

急ぎの場合は、システム管理者へ連絡してください。管理者の 設定 > ユーザー 画面から [ロック解除] ボタンを押してもらうことで即座に解除できます。

 
4. ログインURL(アクセス先環境)の確認

アクセスしようとしているURLが正しいかご確認ください。

 

本番環境 / デモ環境:

https://login.salesforce.com または 貴社専用の My Domain URL(例: https://yourcompany.my.salesforce.com)

Sandbox(テスト環境):

https://test.salesforce.com

 
多要素認証(MFA)設定・利用マニュアル

スマホの機種変更に伴う Salesforce Authenticator の引き継ぎは、「旧端末が手元にあって操作できるか」 「すでに旧端末が手元にないか」 によって手順が異なります。
 
パターン1:旧端末が手元にあり、事前に操作できる場合(推奨)

旧端末のアプリでバックアップを有効にしておくことで、新端末への引き継ぎがスムーズに行えます。

 

1.バックアップの確認: 旧端末での操作。

旧端末で Salesforce Authenticator アプリを起動する。

アプリの設定画面を開き、「アカウントのバックアップ」 が有効(オン)になっていることを確認する。

 

2.新端末への復元・登録: 新端末での操作。

新しいスマホに Salesforce Authenticator アプリをインストールする。

アプリを起動し、「バックアップから復元」を選択するか、新しくアカウントをセットアップする。

 

3.Salesforce 上で切断と再ペアリング: PCでの操作。

PCからSalesforceにログインし、画面右上の個人アイコン ➔ [設定] ➔ [詳細なユーザー情報](またはユーザー詳細画面)を開く。

「アプリケーション登録: Salesforce Authenticator」 の項目を探し、現在の接続の横にある [切断] をクリックする。

再度 [接続](またはログイン時のMFA設定画面)から、新端末のアプリで表示されるフレーズ等を入力して再ペアリングを完了させる。

 
パターン2:旧端末が故障・紛失・下取り等で手元にない場合

旧端末でアプリ操作ができない場合は、自身で切断処理ができないためシステム管理者によるリセット作業が必要です。

1, 社内のSalesforceシステム管理者(またはヘルプデスク)へ連絡する

「スマホの機種変更(紛失)のため、MFA(Salesforce Authenticator)の再設定を行いたいので接続の解除をしてほしい」旨を依頼します。

 

2, 管理者が接続を解除(切断)する

管理者が 設定 > ユーザー から該当ユーザーを開き、Salesforce Authenticatorの「切断」を行います。

 

3, 新端末で初期設定(ペアリング)を行う

切断完了後、PCでSalesforceにログインすると自動的に初期登録画面が表示されます。

新端末にインストールした Salesforce Authenticator アプリで画面のQRコードまたは2語のフレーズを入力し、再連携を完了させます。

 
多要素認証(MFA)設定・利用マニュアル

画面の指示に従い、お使いのデバイス(PCやブラウザ)でパスキー(生体認証やWindows PINなど)を作成・登録してください。
 
1. なぜ「パスキーの作成」が表示されるのか?

Salesforceにおけるセキュリティ強化の一環として、特権権限を持つ管理者ユーザーやシステム権限ユーザーを対象に 「フィッシング耐性MFA(多要素認証)」 の適用が義務付けられています「パスキー」 の登録がシステム側で自動的に要求される仕様になっています。

 
2. パキー作成手順(お使いの環境別)

画面内の [パスキーを作成] ボタンをクリックし、ご自身の利用環境に合わせた方法で登録を完了させてください。

 

Windows PC(Windows Hello / PIN)を使用する場合:

[パスキーを作成] をクリックすると、Windowsの本人確認画面が表示されます。

お使いの Windows PIN(または指紋・顔認証)を入力して認証を完了させます設定 > アカウント > サインインオプション で PIN が設定されている必要があります。

 

Google Chrome(Google パスワードマネージャー)を使用する場合:

ChromeでGoogleアカウントにログインした状態で [パスキーを作成] をクリックします。

Google パスワードマネージャーのポップアップが表示されたら、画面に従って保存・登録を完了させます。

Microsoft Edge(Microsoft アカウント)を使用する場合:

Microsoft アカウントにサインインした状態で [パスキーを作成] をクリックし、表示されるダイアログに従って登録します。

 
3. パスキー作成後のログイン方法

次回以降のログイン時には、パスワード入力に加えてPCの生体認証(指紋・顔)や Windows PIN を入力するだけで、安全かつ素早くログインできるようになります。

 
多要素認証(MFA)設定・利用マニュアル

2. 日常の顧客管理・タスク運用(基本操作)

入力したキーワードが短すぎる・表記表記ゆれがあるか、検索範囲が特定のオブジェクトに絞り込まれている可能性が高いです。
以下の解決テクニックを順番にお試しください。
 
1. すぐ試せる「検索のコツ」

 

① ワイルドカード(* アスタリスク)を活用する

Salesforceの検索は、文字の一部だけを入力した場合にヒットしないことがあります。検索文字の前後に *(アスタリスク) を付けることで、部分一致検索が可能です。

例: 「株式会社インフィニティ」を探したい場合 ➔ *インフィニティ*

 

② 検索文字数は「2文字以上」入力する

1文字だけの検索では、システム全体の制限や候補絞り込みによりヒットしない場合があります。必ず 2文字以上 のキーワードで検索してください。

 

③ 表記ゆれ(半角・全角 / カタカナ・英語)を確認する

「株式会社」を「(株)」や「株」と入力していないか確認します。

英数字やハイフン(例:Infinity と Infinity、06-1234 と 061234)の 半角/全角 を切り替えて試してください。

 
2. 検索対象オブジェクト(範囲)の絞り込み解除

画面左側のメニューで「取引先」など特定のオブジェクトのみが選択されていると、他オブジェクトのデータが検索結果に出てきません。

 

1.検索実行(Enterキー)を押す:全体検索の実行。

上部検索バーにキーワードを入力後、ドロップダウン候補をクリックせず [Enter] キー を押して「検索結果画面」全体を開きます。

 

2.「すべて」または対象オブジェクトを選択:オブジェクト選択。

画面左側のサイドバーメニューで 「すべて」 が選択されているか確認します。

取引先を探している場合は左メニューから 「取引先」、商談を探している場合は 「商談」 をクリックして結果を切り替えます。

 
3. それでも出ない場合(権限・作成直後の確認)

 

アクセス権限の確認: 該当レコードの所有権がない、あるいは共有ルール・プロファイル設定により「参照権限」がないレコードは検索結果にも表示されません(システム管理者に参照権限をご確認ください)。

 

作成直後のインデックス反映待ち: データローダー等で大量作成・更新した直後のレコードは、検索インデックス(目録)が作成されるまでに 数分〜数十分 かかる場合があります。少し時間を置いてから再検索してください。

 
 

結論から言うと、ユーザーアカウントは「削除」せず、「無効化(凍結・凍結および無効化)」するのが鉄則です。
実際、Salesforceの標準仕様として「一度作成したユーザーレコードはシステム上削除できない」仕組みになっています。
 
削除してはいけない(無効化する)3つの理由

 

過去の活動・履歴データを保持するため

ユーザーを削除してしまうと、その社員が過去に作成した商談、活動履歴、取引先、見積などの「所有者情報」や「作成者・更新者情報」が消滅・破損し、過去のデータの整合性が取れなくなります。

 

監査・コンプライアンス(履歴の追跡)

誰がいつデータを変更・承認したのかという履歴(システムログや承認履歴)を正しく残すために、アカウント自体は履歴として保持し続ける必要があります。

 

ライセンスの節約・回収

アカウントを「無効化」すれば、そのユーザーに割り当てられていたSalesforceライセンスが自動的に解放され、新しい社員や別のユーザーに再割り当てできるようになります(無効化されたユーザー分の月額費用は発生しなくなります)。

 
 
退職時の標準的な対応手順

退職者が発生した際は、以下のステップで対応を行うのが一般的です。

 

Step 1: データ・所有権の引き継ぎ(所有者の変更)

退職者が所有している「取引先」「商談」「リード」「ケース」などを、後任者や上司にまとめて一括移管(所有者の変更)します。

 

Step 2: ユーザーの「無効化」

1, [設定] > [ユーザー] > [ユーザー] を開きます。

2, 対象ユーザーの [編集] をクリックします。

3, 「有効」(※「有効」のチェックを外すことでログイン不可となり、ライセンスも解放されます)

 

💡 すぐに無効化できない場合の「凍結」機能

ワークフローや自動化(フロー等)のデフォルト実行者に設定されている場合など、エラーが出てすぐに「無効化」できないことがあります。その場合は、まずユーザー詳細画面で[凍結] ボタンを押してください。一時的にログインを遮断した上で、落ち着いて設定を変更してから「無効化」を行うことができます。

 
無効化する前の注意点チェックリスト

無効化する前に、以下の設定・割り当てから退職者を外しておくとトラブルを防げます。

 

プロセス・フロー

自動化プロセスの実行者や参照先に指定されていないか

 

ダッシュボードの実行ユーザー

退職者が動的ダッシュボード等の実行ユーザーになっていないか(表示エラーの原因になります)

 

スケジュール化されたレポート/アラート

メール通知の送信先や実行スケジュールに含まれていないか

 

承認プロセス

承認者として指定されていないか(前述の通り代理承認者への振り替えが必要)

 
アカウントの管理・運用について

退職した社員が所有していた商談や取引先などのデータを別の担当者に引き継ぐには、Salesforceの標準機能である「一括転送(一括所有者変更)」を利用するのが最もスムーズで確実です。
一括転送機能を使うと、対象社員の所有データ(取引先・商談・ケース・取引先責任者など)をまとめて新しい担当者へ一括変更できます。
 
「一括転送」機能を使用した引き継ぎ手順

※この作業には「すべてのデータの編集」権限(システム管理者など)が必要です。

 

手順1: 取引先の一括転送画面を開く

画面右上の 歯車アイコン(設定) > [設定] をクリックします。

画面左上のクイック検索ボックスに 「一括転送」 と入力し、[レコードの一括転送] を選択します。

転送したいオブジェクト(例: 「取引先の一括転送」)を選択します。

 

手順2: 転送元と転送先を指定する

「次のユーザーから転送」: 退職した社員を選択します。

「次のユーザーへ転送」: 引き継ぎ先(新しい担当者)を選択します。

 

手順3: 関連データの転送オプションを設定する(重要)

取引先を転送する際、紐づいている関連レコードも同時に引き継ぐかをチェックボックスで指定します。

・開いている商談を転送する

チェックを入れると、完了していない(進行中)商談の所有者も同時に新しい担当者に変更されます。

 

・完了した商談を転送する

過去の完了済み商談も変更する場合はチェックを入れます(通常は過去の履歴保持のためチェックを外したままにすることが多いです)。

 

・取引先責任者・ケース等

必要に応じて同時に転送する項目にチェックを入れます。

 

手順4: 検索条件を指定して実行する

1, 検索条件で特定の取引先に絞り込むことも可能ですが、全件引き継ぐ場合はそのまま [検索] をクリックします。

2, 下部に該当するレコード一覧が表示されるので、引き継ぎたいレコードのチェックボックス(すべて選択する場合はヘッダーのチェック)をオンにします。

3, [転送] ボタンをクリックします。

 
一括転送時の注意点・チェックポイント

 

未完了の商談だけを転送したい場合

「取引先の一括転送」を使えば、取引先に紐づく「進行中の商談」も一括で引き継ぐことができます。もし取引先はそのままで「商談だけ」を個別に転送したい場合は、「レコードの一括転送」メニュー内にある 「商談の一括転送」 をご利用ください。

 

レポートやダッシュボードの所有者

「一括転送」機能で転送できるのは、取引先や商談などの業務データ(レコード)のみです。退職者が作成した「レポート」や「ダッシュボード」の所有権は、一括転送では変更されません。必要に応じてレポート・ダッシュボードの所有者を個別に変更するか、公開フォルダへ移動しておいてください。

 

転送完了後に「ユーザーの無効化」を行う

すべてのデータ引き継ぎ(一括転送)が完了したことを確認してから、退職者のユーザーアカウントを 「無効化」 してください。

 
アカウントの管理・運用について

「家族登録」機能を使用することで、世帯のつながり(家族)も、個人と法人の関係性(経営者・役員等)も、1つの画面から双方向で簡単に紐づけ・管理できます。
 
1. 家族登録機能

1回の操作で双方向登録

片方の取引先画面で登録するだけで、相手側の画面にもお互いの関係性が自動で反映されます(別画面を開き直して再度紐づける手間がかかりません)。

 

世帯・関係者全体の契約を一画面で把握

個人ごとの契約だけでなく、ご家族全員や関連する法人が保有するすべての契約・案件状況(商談)を一目で確認できるようになります。

 

ご案内漏れ・重複提案の防止

過去のやり取りや世帯全体の加入状況をチーム全員で共有でき、対応の不信感防止やスムーズな引継ぎにつながります。

 
2. 操作手順

1.取引先画面から入力画面を開く

1, 紐づけたい対象(例:ご主人、または法人の代表者)の 「取引先」詳細画面 を開きます。

2, 画面内にある [家族構成を入力] ボタンをクリックします。

 

2.関連取引先と続柄を選択

取引先

紐づけたい相手(ご家族の個人取引先、または勤務先・所有する法人取引先)を検索・選択します。

続柄

適切な関係性(配偶者・親・子・兄弟姉妹・関連会社・その他など)を選択します。

家族メモ

必要に応じて関係性の詳細や補足情報を入力し、保存します。

 
取引先の関連付け

はい、Salesforce標準機能の「キュー(Queue)」を活用することで、チーム全体で1つのToDo(タスク)を共有・管理することができます。
 
作成したToDoの「所有者(割当先)」を個人ユーザーではなくチーム共通のキューに指定することで、チーム全員の未割り当てタスクとして共有できます。
 
共有ToDoの仕組みとメリット

 

対応漏れの防止

特定の担当者を指名しづらい「代表メールの対応」や「手が空いている人が対応するタスク」をチーム共通のプール(置き場)に溜めておくことができます。

 

二重対応の防止

着手時に担当者が所有者をキューから「自分」に変更してから作業することで、誰が対応しているかが一目で分かります。

 
 
1.ToDo用「キュー」の作成

事前設定(管理者)

      1. 設定 > キュー を開き、「新規」 をクリックする。
      2. 表示ラベル(例:営業グループ)を入力する。
      3. 「サポートされるオブジェクト」で 「活動(Task)」 を選択し、追加する。
      4. 「キューのメンバー」に共有したいチームのユーザーを追加して保存する。

 
2.共有ToDoの作成と引き受け

日常運用(ユーザー)

      1. ToDoの新規作成時、割り当て先(所有者)に作成した キュー を指定して登録する。
      2. メンバーは共有リストビューからタスクを確認し、対応する際は 所有者を「自分」に変更 してから対応・完了させる。

 
運用時の重要なポイント

着手時の所有者変更を徹底してください

キューのまま作業を行うと、後から「誰が対応したか」の履歴が残らず、個人の対応実績レポートにもカウントされなくなってしまいます。

 
Todo 運用・活用マニュアル

「繰り返し ToDo」機能をご活用ください。
 
ToDoの新規作成時に繰り返しの設定を一度行うだけで、指定した周期(毎日・毎週・毎月など)に合わせて将来のタスクが自動的に作成されます。
 
繰り返しToDo の作成手順

1, ToDo の新規作成を開く

レコード画面の活動コンポーネント、または「ToDo」タブから 「新規 ToDo」(または作成フロー)を開きます。

 

2, 「繰り返し」オプションをオンにする

画面内にある 「繰り返し」(またはリカーリング)のチェックボックスをオンにします。

繰り返しパターンを設定します。

・頻度: 毎日 / 毎週 / 毎月 / 毎年

・詳細条件: 例:「毎月 25日」「毎週 月曜日」など

「開始日」 と 「終了日」(繰り返しを終了する日)を指定します。

 

3, タスク内容を入力して保存

件名(例:毎月の請求内容確認)、関連先(取引先や商談)、詳細コメントなどを通常通り入力します。

[保存] をクリックします。

 
主な活用シーン

 

週次業務

「毎週月曜日の朝イチに行うデータチェック」

月次業務

「毎月末の請求書作成・売上確定作業」「毎月25日の顧客フォロー」

定期フォロー

「3ヶ月ごとの契約更新案内」

 
運用上のメリット

作成忘れ・対応漏れの防止

手動で作成する必要がなくなるため、ルーティンワークのタスクが完全に自動化され、対応漏れを防ぐことができます。

 

活動履歴の一元化

関連する取引先や商談を紐づけて設定しておけば、過去の実施履歴と将来の予定が顧客タイムラインに整然と残ります。

 
Todo 運用・活用マニュアル

3. 業務申請・データ可視化(応用操作)

Salesforceや一般的なワークフローシステムにおいて、承認者が長期間不在(出張・休暇など)になる際、承認プロセスを滞らせないための主な運用・設定方法は4つあります。
 
1. 代理承認者(代理人)の設定

承認者本人が事前に「代理承認者」を指定しておく方法です。

 

仕組み

本人が不在の間、代わりに承認権限を持つユーザー(上司や同僚など)をあらかじめ設定しておきます。

 

メリット

承認申請が届いた際、代理人にも通知が届き、代理人のアカウントで承認・却下のアクションが可能になります。

 

運用ポイント

休暇や出張に入る前に、ユーザー自身の設定画面(個人設定)から「代理承認者」を指定し、不在期間中の引き継ぎを行ってもらう運用ルールを作っておくとスムーズです。

 
2. 委任・代理権限を持つ管理者による代理承認

代理人が設定されていない状態で突然不在になった場合や、緊急時の対応方法です。

 

仕組み

システム管理者(または「すべてのデータの参照・編集」などの権限を持つユーザー)が、代わりに承認作業を行います。

 

メリット

本人が事前の設定を忘れて休んでしまった場合でも、システム側で即座に対処・解除できます。

 

運用ポイント

緊急時のエスカレーションルートとして「◯日以上滞留した場合は管理者が代理承認する」といったルールを定めておきます。

 
3. 承認プロセスのステップ設定(複数の承認者・キューの活用)

承認プロセスの設計段階で、単一の個人だけに依存しない仕組みを作っておく方法です。

 

1人でも承認すればOKにする(ファーストイン承認)

承認者として「Aさん OR Bさん」を設定しておき、どちらか手が空いている方が承認すれば次のステップへ進むように設定します。

 

グループ(キュー)への割り当て

個人ではなくチームや部署の「キュー(共有グループ)」を承認先に設定し、グループ内の誰かが対応できるようにします。

 
4. 承認申請の再割り当て(再割り当て機能)

現在滞留している承認プロセスを、手動で別のユーザーへ振り替える方法です。

 

仕組み

承認待ち状態になっている申請レコードの画面から、管理者や現在の承認権限者が承認先を別のユーザーへ手動変更(再割り当て)します。

 

メリット

個別の申請案件ごとに緊急度に応じて柔軟に対応できます。

 
おすすめの運用フロー

【日常・事前対応】

社内ルールとして「2日以上不在にする場合は、各自で設定画面から代理承認者を指定すること」を義務付ける。

【緊急対応】

設定を忘れて不在になってしまった場合は、システム管理者へ連絡して代理承認または再割り当てを行ってもらう。

 
承認プロセス(ワークフロー)マニュアル

はい、取り消す(取り下げ・キャンセルする)ことができます。
Salesforceの標準機能(承認プロセス)では、一度提出した承認申請を出品者(申請者)自身やシステム管理者が取り消せる仕組みが用意されています。
 
取り消し(申請の取り下げ)の手順

1, 該当の「商談」レコードを開く

・間違えて申請を出した商談の画面を開きます。

 

2,「承認履歴」関連リストを探す

・画面の右側や下部にある「承認履歴」(または「承認プロセス」)の関連リストを確認します。

・現在のステータスが 「承認申請中(Pending)」 になっていることを確認します。

 

3,「申請の取り下げ」をクリックする

・「承認履歴」関連リスト内にある [申請の取り下げ](環境によっては [取り下げ] または [Recall])ボタンをクリックします。

・取り下げの理由を入力するポップアップが出た場合は、理由(例:「入力内容の誤りのため」など)を入力して実行します。

 
取り消した後の状態

レコードの編集が可能になります

承認申請中はロックがかかって編集できないことが多いですが、取り下げを行うとロックが解除され、内容の修正や再入力ができるようになります。

 

修正後、再度 [承認申請] ボタンを押して再提出してください。

 
[申請の取り下げ] ボタンが表示されない・押せない場合

もし「取り下げ」ボタンが見当たらない場合は、以下の理由が考えられます。

 

承認プロセスの設定で「取り下げ」が許可されていない

システム管理者の設定により、ユーザー自身での取り下げがオフになっている場合があります。この場合はシステム管理者(または現在の承認者)に連絡し、却下してもらうか、管理者権限で取り下げてもらう必要があります。

 

すでに相手が「承認」または「却下」してしまっている

すでに処理が完了している場合は取り下げができません。承認者に連絡して対応を相談してください。

 
承認プロセス(ワークフロー)マニュアル

最も多い原因は「ダッシュボードのデータが最新に更新されていない」ことです。
最新化(手動更新)を行うか、閲覧ユーザー権限の違い(動的ダッシュボード設定)をご確認ください。
 
【原因 1】ダッシュボードが最新状態に更新されていない(最も多い原因)

Salesforceのダッシュボードは、画面を開いた際や元レポートを変更した際に 自動でリアルタイム更新されません。最後に「更新」ボタンが押された時点のキャッシュデータが表示されています。

 

解決手順

ダッシュボード画面の右上にある [更新] ボタンをクリックします。

コンポーネント左下に表示されている「最終更新日時」が現在時刻に変わり、元レポートの最新数値と一致したか確認します。

 
【原因 2】「実行ユーザー(閲覧権限)」の違いによる数値のズレ

ダッシュボードの設定によって、「誰の権限で集計・表示するか」が異なります。

 

指定されたユーザーとして実行(固定設定):

ダッシュボード作成者(管理者など)の権限で集計されるため、閲覧している一般ユーザーが普段アクセス権を持たないレコードの数値も含まれて表示されます。この状態で元レポートを開くと、一般ユーザーには自分が参照できるレコード分しか集計されないため、数値にズレが生じます。

 

動的ダッシュボード(ログインしたユーザーとして実行):

ログインしたユーザー自身の権限でリアルタイム集計されます。

 

解決手順(管理者向け)

ダッシュボード画面右上の [編集] ➔ 歯車アイコン(設定)を開きます。

「ダッシュボードの表示者」項目で 「ログインしたユーザー」(動的ダッシュボード)に変更するか、元レポートと同じ参照権限を持つユーザーを「指定されたユーザー」に割り当ててください。

 
【原因 3】ダッシュボードコンポーネント固有の「条件絞り込み」

ダッシュボード自体のフィルター機能や、各コンポーネント内で個別にフィルター条件が追加・設定されているケースです。

 

解決手順

ダッシュボード上部に 「ダッシュボードフィルター」 が設定されていないか確認し、「すべて」に戻します。

該当コンポーネントの編集画面を開き、元レポートとは異なる独自の絞り込み条件(例: 所有者 = 自分の所有 や フェーズ = 完了 など)が設定されていないか確認します。

 
原因と解決手順のまとめ

 

よくある原因

解消・確認手順

データのキャッシュ(未更新)

画面右上の [更新] ボタンをクリックして手動更新する。

閲覧権限の違い

ダッシュボードの「実行ユーザー」設定または「動的ダッシュボード」設定を確認する。

ダッシュボード用フィルター設定

上部フィルターやコンポーネント固有の条件設定を解除する。

 
レポート・ダッシュボードの作成

Salesforceで共有したレポートが相手から「見えない」と言われる場合、原因の約9割は「フォルダの共有設定」または「レコードのアクセス権(権限)」にあります。
以下のチェックポイントを順番にご確認ください。
 
1. レポートが「個人のレポート」フォルダに入っていないか(最頻出)

作成したレポートが「個人のレポート」フォルダに入っていると、他のユーザーは一切閲覧できません。

 

対処法

レポートを開き、右上(またはメニュー)の [名前を付けて保存] または [移動] を選択します。

フォルダを「個人のレポート」から、「公開レポート」 や 「チーム用の共有フォルダ」 に変更して保存します。

 
2. フォルダの共有設定で相手に権限が付与されているか

レポートが配置されている「フォルダ」自体が、相手(または相手の所属するロール・グループ)に共有されていない可能性があります。

 

対処法

レポート一覧画面で、対象のフォルダを開きます(レポート単体ではなくフォルダです)。

フォルダ右上のドロップダウン(▼)から [共有] を選択します。

「共有先」で相手のユーザー名、ロール、または公開グループを指定し、アクセス権(「表示」以上)を割り当てて [共有] をクリックします。

 
3. レポートタイプや参照しているデータ(オブジェクト)の権限がない

レポート自体は見えても「データが1件も表示されない(白紙)」と言われる場合は、相手のプロファイルや権限セットで、対象オブジェクトの参照権限がない可能性があります。

 

対処法

システム管理者に依頼し、相手のプロファイルに該当オブジェクト(例:商談、取引先、カスタムオブジェクトなど)の「参照」権限が付与されているか確認してください。

 
4. 相手のセキュリティ権限(ロール・所有権)によりレコードが非表示になっている

Salesforceのセキュリティ設定(組織全体の共有設定)により、「自分が所有しているデータしか見えない」設定になっている場合、レポートの集計結果が相手の画面では空欄になることがあります。

 

対処法

レポートの検索条件(フィルタ)で、「表示: すべての[オブジェクト名]」になっているか確認します(「表示: 私の[オブジェクト名]」になっていると、相手自身の所有データしか表示されません)。

 
レポート・ダッシュボードの作成

はい、できます。
Salesforceのダッシュボードには、ログインしているユーザー自身の担当データに自動で切り替えて表示する「動的ダッシュボード(Dynamic Dashboard)」という機能が用意されています。
 
「動的ダッシュボード」の設定方法

1, 対象のダッシュボードを開き、右上の [編集] をクリックします。

2, 画面右上にある 歯車アイコン(設定) をクリックします。

3, 「次のユーザーとしてダッシュボードを表示」(または「表示権限」)の項目で、「ログインしているユーザー」 を選択します。

4, 設定を保存し、ダッシュボードを [完了](または保存)します。

 

※これにより、営業担当Aさんが見れば「Aさんのデータ」、Bさんが見れば「Bさんのデータ」が自動的に集計・表示されるようになります。

 
設定時の注意点・ポイント

元となる「レポート」のフィルタ設定

「私の[オブジェクト名]」(例:「私の商談」「私の取引先」)になっていることを確認してください。「すべての商談」になっていると全員の合計値が表示されてしまいます。

 

作成上限(ライセンス制限)

組織ごとに作成できる上限数(例:Enterprise Editionの場合は原則5つまでなど)が決まっています。上限に達している場合は、不要になった動的ダッシュボードを解除するか、エディションの拡張が必要です。

 
レポート・ダッシュボードの作成

レポート画面右上の [エクスポート] ボタンから、用途に応じた形式(「詳細のみ」または「書式設定済みレポート」)を選択してダウンロードします。
具体的な手順と、ファイル形式の使い分けは以下の通りです。
 
1. レポートのエクスポート手順

 

1.対象のレポートを開く:画面の移動。

「レポート」タブから、ダウンロードしたい対象のレポートを開きます。

 

2.エクスポート画面を開く:メニュー選択。

画面右上にある ▼(ドロップダウンメニュー) をクリックし、[エクスポート] を選択します。

 

3.ビューのスタイルとファイル形式を選択する:形式と出力。

「エクスポートビュー」 と 「フォーマット」 を選択し、[エクスポート] ボタンをクリックしてダウンロードを完了させます。

 
2. エクスポート表示(ビュー)の使い分け

エクスポート時の画面で、目的に合わせて2つのスタイルから選択します。

 

詳細のみ

内容と特徴

小計やグラフィック装飾を除外し、レコード(データ行)のみをプレーンに出力します。

おすすめの用途

Excelでの再加工、他システムへのデータ取り込み、データ分析

 

書式設定済みレポート

内容と特徴

Salesforce上の見栄え(小計、集計行、レポートのヘッダー情報など)をそのまま保持して出力します。

おすすめの用途

画面の見た目のまま印刷したい場合、会議用資料へのそのまま添付

 
3. ファイル形式(フォーマット)と文字化け防止のポイント

 

Excel ワークシート (.xlsx):

Excelでそのまま開いて作業したい場合に推奨します。日本語の文字化けが発生しにくく、最も安全です。

 

コンマ区切り (.csv):

大量データ(数万件規模)の抽出や、他ツールへの自動連携時に使用します。

 

文字化け対策:

CSVで出力する場合、文字コードは 「Unicode (UTF-8)」 または 「Shift-JIS(日本語)」 を正しく選択してください。Excelで開いて日本語が「???」や記号になる場合は、Excelの保存形式を .xlsx にするか、UTF-8で保存し直してください。

 
注意点・権限について

 

[エクスポート] ボタンが表示されない場合:

ご自身のアカウント(プロファイルまたは権限セット)に 「レポートのエクスポート」 権限が付与されていない可能性があります。社内のシステム管理者にお問い合わせください。

出力件数上限:

「詳細のみ」の場合は最大 5,000,000 行(またはファイルサイズ上限) まで出力可能ですが、「書式設定済みレポート」は小計などのレイアウト保持の都合上、最大 2,000 行 までの制限があります。大量データを出力する際は必ず「詳細のみ」を選択してください。

 
レポート・ダッシュボードの作成

4. データ整備・一括処理(リーダー・管理者向け)

統合時に削除(従レコード)される側に紐づいていた以下のような関連データは、手動で移動させる必要はなく、すべてマスター(主)レコードへ自動で再紐づけされます。

    • 商談(Opportunities)
    • 取引先責任者 / コンタクト(Contacts)
    • 活動履歴(ToDo、行動、送信メールなど)
    • ケース(お問い合わせ)
    • 添付ファイル・メモ

 
レコード本体の項目値(社名・住所・電話番号など)の挙動

関連データとは異なり、取引先自体の項目値(社名、電話番号、住所など)は勝手に合算されません。

 

手動選択: マージの操作画面にて、それぞれの項目について「マスター側の値を残すか」「統合される側の値を採用するか」を項目ごとにラジオボタンで選択します。

 

未選択のデータ: 採用されなかった側の項目値は上書きされて消失するため、最新かつ正確な情報を選択して確定させてください。

 
注意点(マージ後の復元について)

従レコード(削除された側)の扱い: マージによって削除された側の取引先レコードは「ごみ箱」へ移動します。

 

復元可能性: 一定期間内(通常15日間)であれば「ごみ箱」から復元可能ですが、引き継がれた関連データ(商談等)が元の状態に完全に戻らない場合があるため、マージ実行時は項目の選択内容を慎重にご確認ください。

 
重複データのマージについて

はい、一定期間内(通常15日間)であれば「ごみ箱」から復元可能です。
 
ただし、完全に元通りの状態に戻るわけではないため、復元後の注意点を把握しておく必要があります。
 
復元手順

Salesforceの「ごみ箱」を開く:ごみ箱の確認。

アプリケーションランチャー(九つの点アイコン)またはナビゲーションバーから 「ごみ箱」 タブを開きます。

表示を 「組織のごみ箱」(または「自身のごみ箱」)に切り替えます。

対象レコードの復元を実行:レコードの選択と復元。

統合(マージ)によって削除された側のレコードを探し、チェックを入れます。

画面上の [元に戻す](復元) ボタンをクリックします。

 
復元時の重要注意点(完全には戻らない項目・データ)

マージによって削除されたレコードを復元した場合、データの状態は以下のようになります。

対象

復元後の状態

レコード本体

取引先(またはコンタクト/リード)のレコード自体は「有効」な状態に戻ります。

項目値(社名・電話番号等)

元には戻りません。 マージ時にマスター側へ採用されなかった項目値は、復元しても上書きされたままで消去されます(手動で修正が必要です)。

関連データ(商談・活動等)

自動で元には戻りません。 マージ時にマスター側へ引き継がれた商談や活動履歴(ToDo)などは、マスター側に紐づいたまま残ります(必要に応じて手動で元のレコードへ紐づけ直す必要があります)。

 
運用上のアドバイス

マージ実行後は項目値や関連データの再紐づけに手作業が発生するため、大規模なデータクレンジングやマージ作業を行う前には、必ず対象データを 「データローダー(Export)」 等でバックアップ取得しておくことを強く推奨します。

 
重複データのマージについて

項目作成時に「ページレイアウトへの追加」チェックが外れているか、権限(項目レベルセキュリティ)が付与されていない可能性が高いです。
 
順番に以下の2点をご確認ください。
 
原因1:ページレイアウトに項目が配置されていない(最もよくある原因)

項目を作成したものの、画面上のレイアウトに追加されていない状態です。

 

ページレイアウト編集を開く(管理理設定)

画面右上の歯車アイコン(設定)から 「設定」 を開く。

「オブジェクトマネージャー」 タブを開き、対象のオブジェクト(例:取引先、商談など)を選択する。

左側メニューの 「ページレイアウト」 を選択し、該当するレイアウト名をクリックする。

 

項目をドラッグ&ドロップして保存(配置と保存)

上部のパレットエリア(グレーの帯)の「項目」一覧から、作成した項目を探す。

項目をマウスでドラッグし、下部の「詳細」エリアの表示させたい場所へドロップする。

画面左上の [保存] ボタンをクリックする。

 
原因2:ログインユーザーに「項目の参照権限」がない

ページレイアウトに配置されていても、プロファイルや権限セットで項目の表示権限(項目レベルセキュリティ)が付与されていないと画面には表示されません。

 

項目レベルセキュリティの確認:オブジェクトマネージャー。

対象オブジェクトの 「項目とリレーション」 を開く。

作成した項目名をクリックし、[項目レベルセキュリティの設定] ボタンをクリックする。

対象ユーザーのプロファイル(または権限セット)に対し、「参照可能」 にチェックが入っているか確認・保存する。

 
その他の確認ポイント(動的フォームをご利用の場合)

画面を Lightning App Builder(動的フォーム) で構築されている場合は、ページレイアウトではなく「Lightning レコードページ(編集ページ)」側のキャンバスに項目コンポーネントを配置する必要があります。

 
項目の追加とレイアウトの手順

主な違いは「管理できる画面の範囲」と「機能の柔軟性」です。
 
「ページレイアウト」はレコードの 「詳細」タブ内の項目配置 に特化しており、「Lightning レコードページ」は 画面全体のレイアウトや各種機能の配置 を自由に組み立てるためのツールです。
 
機能比較一覧表
ページレイアウト

管理範囲

レコードの「詳細」タブ内の項目・セクションの並び

編集ツール

クラシックな設定画面(グリッド形式)

主な機能

・項目の配置・並び替え

・項目の必須/参照のみ設定

・関連リストの項目選択

主な用途

入力項目の整理や入力ルールの定義

編集アクセス

オブジェクトマネージャー > ページレイアウト

 
Lightning レコードページ

管理範囲

画面全体(ヘッダー、サイドバー、タブ構成、コンポーネント配置)

編集ツール

Lightning アプリケーションビルダー

主な機能

タブの追加・削除・並び替え

レポート/ダッシュボード/フロー等の配置

動的表示(特定の条件でコンポーネントを隠す)

主な用途

ユーザーごとに見やすい画面全体の構成・自動化UI配置

編集アクセス

レコードページ画面右上の 設定(歯車マーク) > 編集ページ

 
わかりやすい使い分けの基準

1. ページレイアウト(従来からの設定)

主な用途: 「どの項目を入力必須にするか」「項目をどの順番(2列/1列)で並べるか」といった、データ入力面の細かいルールを決めるときに使用します。

編集場所: 設定 > オブジェクトマネージャー > [対象オブジェクト] > ページレイアウト

2. Lightning レコードページ(モダンな画面編集)

主な用途: 「商談フェーズが『提案』のときだけ特定のコンポーネントを表示したい」「画面右側にフローの入力ボタンを置きたい」「活動履歴や関連リストのタブ位置を変えたい」など、画面全体の使いやすさをカスタマイズするときに使用します[cite: 8, 9]。

編集場所: レコード画面右上の歯車アイコン ⚙️ > [編集ページ]

 
項目の追加とレイアウトの手順

一度に処理する「データ件数」と「対象オブジェクト」で使い分けるのが最も明確です。
 
日常的な少数のデータ取り込みであれば画面上で直感的に操作できる 「インポートウィザード」、大量データの一括登録や削除・データ抽出を行う場合は専用ツールの 「データローダー」 を使用します。
 
機能比較

インポートウィザード(標準機能)

処理できる件数

最大 50,000 件まで

対象オブジェクト

一部の標準オブジェクト(取引先、取引先責任者、リード等)およびカスタムオブジェクト

できる操作

インポート(新規作成・更新)

利用形態

ブラウザ上で操作(インストール不要)

重複チェック

照合項目を指定して登録時の自動重複防止が可能

バッチ・自動実行

不可(手動操作のみ)

 

データローダー(Data Loader)

処理できる件数

最大 5,000,000 件(数百万件)まで

対象オブジェクト

ほぼすべての標準・カスタムオブジェクト

できる操作

インポート(Insert/Update/Upsert)、エクスポート(Export/SOQL抽出)、削除(Delete)

利用形態

PCにアプリのインストールが必要(Java環境必須)

重複チェック

マッピングしたIDや外部IDに基づく更新のみ(自動重複防止機能はなし)

バッチ・自動実行

可能(コマンドラインによる定時自動実行)

 
具体的な使い分けの判断基準

1. 「インポートウィザード」を使うべきケース

処理するデータが 5万件以下 の場合

取引先、取引先責任者、リードなどの基本オブジェクトを取り込む場合

PCにアプリをインストールせず、ブラウザ上だけで手軽に作業を完結させたい場合

取り込み時に電話番号やメールアドレスによる重複チェック(照合)を行いたい場合

 

2. 「データローダー」を使うべきケース

処理するデータが 5万件を超える大規模データ の場合

インポートウィザードで非対応のオブジェクト(商談、ケース、活動履歴、独自カスタムオブジェクトなど)を操作する場合

Salesforceから条件を指定してデータを抽出(エクスポート/バックアップ)したい場合

不要なデータを一括削除(Delete)したい場合

夜間バッチなど、コマンドラインでデータ連携を自動化したい場合

 
データローダー導入・操作マニュアル

データローダー(Data Loader)の起動時にエラーが発生して起動できない場合、最も多い原因は「Java(OpenJDK)が未インストール、またはバージョンが古い・正しく認識されていないこと」です。
エラーの症状に応じた原因と解決手順は以下の通りです。
 
1. 「Javaが見つかりません」または画面が一瞬開いてすぐ閉じる場合

 

原因

データローダーの実行に必要な Java 環境(Java 11以降 / Zulu OpenJDK など)がPCにインストールされていないか、環境変数の設定が完了していません。

 

解決手順

Azul社等の公式サイトから Zulu OpenJDK(Java 11、17、または21) の Windows 用インストーラー(.msi)をダウンロードします。

インストーラーをダブルクリックし、画面の指示に従ってインストールを行います(セットアップ中の環境変数 JAVA_HOME や PATH の追加オプションにはチェックを入れたまま完了させてください)。

コマンドプロンプトを開き、 java -version と入力して Enter を押し、バージョン情報が表示されることを確認します。

PCを再起動後、再度データローダーを起動します。

 
2. 「Cannot find Java Runtime Environment」などのエラーメッセージが出ている場合

 

原因

Javaはインストールされているものの、データローダーが Java のインストール場所を参照できていません。

 

解決手順

Windowsのシステム環境変数で JAVA_HOME に JDK のインストール先フォルダ(例: C:\Program Files\Zulu\zulu-21\)が正しく設定されているか確認します。

データローダーのインストールフォルダ内にある dataloader.bat ファイルを直接右クリックし、「管理者として実行」を試してください。

 
3. ログイン画面で「OAuth ログインエラー」または「接続エラー」が出ている場合

 

原因

ログイン時の環境設定(Production / Sandbox)の不一致、またはプロキシ/ファイアウォール環境によるネットワークの遮断です。

 

解決手順

データローダーのログイン設定画面で、接続先環境(Environment)が 「Production(本番)」 または 「Sandbox(テスト)」 の正しい方に選択されているか確認します。

社内ネットワーク制限がある場合は、Settings > Proxy Settings に社内のプロキシサーバー情報(Host / Port)を設定してください。

 
発生エラー・症状主な原因解消・確認手順

 

起動しない / 一瞬で消える

Java(JDK)の未インストール・設定漏れ

Zulu OpenJDK 11以降をインストールし、環境変数を設定する。

 

java -version で認識されない

環境変数 PATH の設定不備

JDKの bin フォルダへのパスを環境変数に追加する。

 

ログイン画面が開かない

セキュリティ設定・ブラウザブロック

デフォルトブラウザを最新の Google Chrome や Edge に設定する。

 

ログイン(認証)に失敗する

接続環境(本番/Sandbox)の誤り

OAuth接続時に環境(Production / Sandbox)を正しく選ぶ。

 
データローダー導入・操作マニュアル

CSVファイルの文字コードが「UTF-8」以外(Shift-JISなど)で保存されていることが原因です。文字コードを「UTF-8(BOM付き推奨)」に変更して保存し直してから再実行してください。
主な対処手順(Excel・メモ帳を使用する方法)は以下の通りです。
 
対処方法 1:Excel で UTF-8 形式の CSV を保存する(推奨)

日常的に Excel をお使いの場合、保存時のファイル形式を明示的に指定することで簡単に解決できます。

 

1.「名前を付けて保存」を開く:Excelの操作。

対象の Excel ファイル(またはCSVファイル)を開きます。

左上の [ファイル] タブ ➔ [名前を付けて保存](または [コピーの保存])をクリックします。

 

2.ファイルの種類を「CSV UTF-8」に指定する:形式の選択。

保存先のフォルダを選択します。

「ファイルの種類」 のドロップダウンリストを開きます。

CSV UTF-8 (コンマ区切り) (*.csv) を選択して保存します。

※通常の「CSV (コンマ区切り) (*.csv)」を選ばないようご注意ください。

 
対処方法 2:Windows の「メモ帳」で UTF-8 に変換する

すでに作成済みの CSV ファイルをサクッと文字コード変更したい場合に有効な方法です。

 

1.CSV ファイルをメモ帳で開く:メモ帳で開く。

対象の CSV ファイルを右クリックします。

[プログラムから開く] ➔ [メモ帳] を選択します。

 

2.文字コードを UTF-8 に指定して保存:エンコード指定。

メモ帳の [ファイル] ➔ [名前を付けて保存] をクリックします。

画面下部にある 「文字コード」 の項目で UTF-8(または BOM 付き UTF-8)を選択します。

[保存] をクリックして上書き(または別名保存)します。

 
データローダー(Data Loader)を利用している場合の設定確認

インポートツールとして「データローダー」を使用している場合は、ツール側の読み込み設定も併せてご確認ください。

データローダーを起動し、上部メニューの [Settings] を開きます。

Read characters as UTF-8(文字をUTF-8として読み込む)のチェックボックスが オン(有効) になっているか確認します。

チェックが入っていない場合はチェックを入れて [OK] で保存し、再度インポートを実行します。

 
まとめ・確認ポイント

 

項目

正しい設定

推奨ファイル形式

CSV UTF-8(コンマ区切り)

データローダー設定

Settings > Read characters as UTF-8 にチェックを入れる

注意点

変換後にExcelでダブルクリックして上書き保存すると、自動でShift-JISに戻ってしまう場合があるため、保存後は直接インポートを行ってください。

 
データローダー導入・操作マニュアル

 

5. セキュリティ・自動化・環境保守(システム管理者専用)

いいえ、プロファイルを複製して作成するべきではありません。プロファイルではなく、「権限セット」を作成して対象ユーザーに付与してください。
 
プロファイルの乱立を防ぎ、安全かつ柔軟に管理するための理由は以下の通りです。
 
1. なぜプロファイルを増やしてはいけないのか?

 

管理の形骸化・乱立

「一時的な権限変更」や「特定の個人向け」のたびにプロファイルを複製すると、組織内に数十個のプロファイルが乱立してしまいます。将来的に新しいカスタムオブジェクトを追加した際、すべてのプロファイルで権限設定をチェック・修正する必要が生じ、設定漏れやセキュリティリスクの原因となります。

 

「引き算」ができない

プロファイルは1ユーザーにつき1つしか割り当てられず、プロファイル同士の権限を合算・調整することが難しくなります。

 
2. 権限セットを使うメリット

 

足し算(拡張)で権限を付与できる

基本プロファイル(最小限の権限)を維持したまま、特定の機能(データエクスポートや特定オブジェクトの編集など)だけを「追加許可(足し算)」として付与できます。

 

有効期限付きの割り当てが可能

権限セットの割り当て時に 「有効期限(例:30日後に自動解除)」 を設定できます。設定し忘れによる「不要な権限が残りっぱなしになるリスク」を自動で防ぐことができます。

割り当て解除が容易

一時的なプロジェクトや作業が終わった際も、プロファイルを戻す手間なく、対象の権限セットを外すだけで元の権限状態に戻せます。

 
ガバナンス・アクセス権限管理

一刻を争う場合は、まずアカウントの「凍結」を行ってログインを遮断してください。その上で、エラーの原因となっている紐づき(プロセスの実行ユーザーやケースの所有者など)を解除してから「無効化」を行います。
 
退職者のアクセスを即座にブロックしつつ、安全に無効化を完了させる手順と原因の解消方法は以下の通りです。
 
1. まずは「凍結」を実行する

設定 > ユーザー から対象ユーザーの詳細画面を開きます。

画面上部にある [凍結] ボタンをクリックします。

ライセンスは消費されたままですが、ユーザーのログインを即座かつ確実に遮断できます。セキュリティ上のリスクを即座に排除した状態で、落ち着いて原因の切り分け・設定変更を進められます。

 
2. 「無効化」でエラーが出る主な原因と解消方法

「有効」のチェックを外して保存しようとした際にエラーが出る場合、そのユーザーがシステム内の自動処理や所有権の設定に組み込まれていることが原因です。以下の項目を確認・変更してください。

 
よくある原因解消・変更手順

 

デフォルトのケース/リード所有者

設定 > ケースの設定 または リードの設定 を開き、「デフォルトの所有者」を別の管理者やキューに変更します。

プロセスやフローの実行ユーザー

設定 > フロー 等から、対象ユーザーが作成・設定したスケジュール済みフローやプロセスの実行ユーザー・担当者を変更します。

ワークフローのメールアラート送信先

メールアラートの送信先や宛先に該当ユーザーが個別指定されている場合は除外・変更します。

ダッシュボードの実行ユーザー

対象ユーザーが実行ユーザーとして設定されているダッシュボードがある場合は、プロパティから実行ユーザーを別の管理者に変更します。

 
3. 設定変更後に「無効化」を完了させる

1, 上記の紐づきを解除・変更した後、再度対象ユーザーの詳細画面を開きます。

2, [編集] をクリックし、「有効」 項目のチェックボックスを外して保存します。

3, アカウントが無効化され、ライセンスが自動的に解放されて他ユーザーに再割り当て可能になったことを確認します。

4, 必要に応じて 設定 > 所有権の一括変更 から、退職者が所有していた未完了商談や取引先などのレコード所有者を後任者へ一括移管してください。

 
ガバナンス・アクセス権限管理

フローが「有効化」されていないか、開始条件の設定が厳しすぎる(またはプロファイル権限の不足)可能性が高いです。
 
順番に以下の項目をチェックし、原因を解消してください。
 
1. フローが「有効化」されているか確認する

 

確認方法

フロービルダー画面を開き、画面右上の [有効化] ボタンが押されているか確認します。

 

対応

保存([保存])しただけではフローは動きません。必ず [有効化] をクリックして、ステータスを有効状態に切り替えてください。

 
2. デバッグ機能で「条件」や「実行パス」を確認する

 

確認方法

フロービルダー画面上部の [デバッグ] ボタンをクリックします。テスト対象のレコードを選択して実行し、右側のログパネルを確認します。

 

チェックポイント

開始条件 : 「条件要件を満たしていないため実行されませんでした」となっていないか(項目の選択肢や数値の判定が厳しすぎないか確認)。

実行タイミング: 「作成された」「更新された」のタイミングと、テストしたレコード操作が一致しているか。

 
3. 実行ユーザーのプロファイル・アクセス権限を確認する

 

原因

フローを実行する一般ユーザーが、対象オブジェクトや項目の「参照・編集権限」を持っていない場合、自動化処理がスキップまたはエラーになります。

 

対応

システム管理者アカウントだけでなく、実際に操作する一般ユーザーの権限(プロファイル・権限セット)に該当項目へのアクセス権が付与されているか確認してください。

 
4. メール通知が届かない場合(メール設定の確認)

 

原因

フロー自体は正常に動いているものの、Salesforceの差出人・配信設定によってメールがブロックされている場合があります。

 

対応

設定 > メールの送受信 > メールの転送(または組織のメールアクセス権)で、アクセスレベルが 「すべてのメール」 に設定されているか確認してください。

 
よくある原因解消・確認手順

 

無効のまま保存されている

画面右上の [有効化] ボタンをクリックして有効化する。

トリガー条件が合致していない

[デバッグ] を実行し、開始条件(AND/OR)や項目の値が合致しているか検証する。

ユーザーの権限不足

実行ユーザーのプロファイル・権限セットに対象項目の編集権限を追加する。

無制限ループ・ガバナ制限エラー

設定エラーによりフローが自己起動を繰り返していないか、開始条件に「変更されたとき」の判定を含める。

 
フロービルダー(自動化)マニュアル

フロー自身の「レコード更新アクション」によってレコードが更新され、それがトリガーとなって自分自身のフローが再度起動を繰り返す「自己起動ループ(無限ループ)」が発生しています。
 
一時停止の手順と、フローのロジック修正手順は以下の通りです。
 
1. まずはフローを「非アクティブ化(無効化)」する

エラーメールの大量送信やシステム負荷を止めるため、直ちに該当のフローを停止します。

設定 > フロー を開きます。

該当するレコードトリガーフローの右側にあるドロップダウンメニューから [詳細を表示およびバージョン管理](またはフロー名)をクリックします。

有効になっているバージョンの [無効化] をクリックして処理を停止させます。

 
2. 無限ループの原因

レコードトリガーフローの開始条件が緩い状態で、フロー内の処理(「レコードを更新」要素)が実行されると、システムは「レコードが更新された」と判断して再度同じフローを起動してしまいます。

 
3. 解消・修正手順(フローの変更)

フロービルダーで開始条件を修正し、再起動を防ぐ設定を追加します。

 

「値が変更されたとき」の条件を追加する:

トリガー条件の厳格化。

対象フローの 「開始」 要素をクリックして編集画面を開きます。

条件要件で、単に「ステータスが完了のとき」とするのではなく、「特定の項目が変更されたとき」 という条件を設定します。

例:[ステータス] [次の値と一致する] [完了]

かつ、「条件要件を満たすようにレコードが更新されたときのみ」を選択します。

 

「高速項目更新」への切り替え検討:不必要な更新の削減。

フローの目的が「トリガーとなった同じレコード自身の項目値を更新するだけ」の場合(例:完了日時の自動入力など)、最適化設定を 「高速項目更新」 に変更します。

高速項目更新の場合、データベースへの保存前に値がセットされるため、新たな更新トリガーを発生させずに安全に項目を書き換えることができます。

 

テスト実行と有効化:デバッグと再有効化。

フロービルダー上部の [デバッグ] ボタンを使い、レコード更新のシミュレーションを行ってエラーが出ないか確認します。

問題が解消されたことを確認したら、新しいバージョンとして [保存] し、[有効化] をクリックします。

 
原因と予防策まとめ

 

主な原因

フロー内の更新処理が、自分自身の開始条件を再度満たして起動を繰り返している。

一時対応

設定 > フロー から該当フローを即座に「無効化」する。

予防策

開始条件に「条件を満たすように更新されたときのみ」を指定するか、同一レコード更新なら「高速項目更新」を使用する。

 
フロービルダー(自動化)マニュアル

いいえ、Salesforceの標準機能である「データエクスポート(ウィークリー/月次データエクスポート)」では、フローやカスタム項目などの設定情報(メタデータ)をバックアップすることはできません。
データエクスポートサービスで取得できるのは、取引先や商談といった「データ(レコード本体)」および「添付ファイル」のみとなります。
 
設定情報(メタデータ)とデータの違い

 

データ(データエクスポート対象)

○ 取得可能

取引先、取引先責任者、商談、活動履歴、添付ファイルなど

メタデータ(設定情報)

× 取得不可

フロー、カスタムオブジェクト定義、カスタム項目、ページレイアウト、承認プロセスなど

 
フローやカスタム項目(メタデータ)をバックアップする方法

設定情報(メタデータ)のバックアップをとっておきたい場合は、目的やスキルセットに合わせて以下の方法をご利用ください。

 

送信変更セットを利用する方法(標準機能・おすすめ)

設定 > 送信変更セット を開きます。

「新規」で変更セットを作成(例:Backup_202609_Flows)します。

バックアップしておきたいフローやカスタム項目などのコンポーネントを追加して保存しておきます。

 

Salesforce CLI(VS Code等)を利用する方法(開発者向け)

開発者環境(VS Code)とSalesforce CLIを連携させている場合は、sf project retrieve start などのコマンドを使用して、ローカル環境(PC)へメタデータソースコードを一括ダウンロードして保管・管理します。

 
データバックアップのご案内と手順マニュアル

データエクスポートサービスではバックアップ可能ですが、データローダーではファイルそのもの(バイナリデータ)を一括抽出することはできません。
 
用途やツールごとの挙動は以下の通りです。
 
1. データエクスポートサービス(標準機能)を使用する場合

エクスポート可能: スケジュール設定画面で 「ファイルを添付ファイル、ドキュメント、および Salesforce Files の最新バージョンとしてエクスポートに含める」 オプションにチェックを入れることで、レコードのデータ(CSV)とともに添付ファイル本体もZIP形式でまとめてバックアップ可能です。

 
2. データローダー(Data Loader)を使用する場合

ファイル本体の抽出は不可

データローダーの Export 機能で抽出できるのは、添付ファイルの管理レコード(ContentVersion や Attachment オブジェクトのID、ファイル名、サイズなどのメタデータ)のみとなります。ファイル本体(バイナリデータ)をローカルに一括ダウンロードすることはできません。

 

代替案

ファイル本体を一括取得・バックアップしたい場合は、前述の「データエクスポートサービス」をご利用いただくか、Salesforce CLI(sf コマンド)やサードパーティ製のバックアップツールをご利用ください。

 
データバックアップのご案内と手順マニュアル

プロファイルごとの「ログイン IP アドレスの制限」を設定するか、組織全体の「ネットワークアクセス」と「ログイン時間帯/範囲制限」を組み合わせて設定します。
社外からのアクセスを完全にブロックしたい場合は、ユーザーに割り当てられている 「プロファイル」単位での制限 が最も確実で効果的です。
 
1. プロファイル単位でのIP制限(推奨:完全拒否設定)

指定したIPアドレス(社内オフィスや社内VPNなど)以外からのログインを完全に無効化(エラーで拒否)します。リモートワーク等で社外からのアクセスを一切許可しないユーザーグループ(一般社員など)に適用します。

 

1.プロファイルのIPアドレス制限を開く:管理設定。

設定 > ユーザー > プロファイル を開きます。

制限を適用したい対象のプロファイル名をクリックします。

ページ内の 「ログイン IP アドレスの制限」 セクションまでスクロールし、[新規] をクリックします。

 

2.許可する社内IPアドレス範囲を登録する:範囲の入力。

開始 IP アドレス と 終了 IP アドレス に、アクセスを許可するオフィスのグローバルIPアドレス(またはVPNのIP)を入力します。

例:192.0.2.1 〜 192.0.2.1(単一IPの場合)

[保存] をクリックします。

重要: プロファイルにIP制限が1つでも設定されると、「登録されたIPアドレス以外からのアクセスはすべて拒否(ログイン不可)」 となります。多要素認証(MFA)が設定されていても社外からはログインできなくなります。

 
2. 組織全体でのIP制限(信頼済みIPアドレス)

組織全体の信頼できるIPアドレスとして登録します。社外からログインした場合は拒否されるのではなく、MFA(多要素認証)や認証コードの要求が発生します。

 

    1.  設定 > セキュリティ > ネットワークアクセス を開きます。
    2.  「IP アドレスの制限」 で [新規] をクリックし、社内ネットワーク等のIP範囲を追加・保存します。
    3.  効果: 登録されたIPアドレス内からの接続時は認証コードが免除され、範囲外(自宅等)からのアクセスの場合はMFA/認証コードの提示が求められます(※ログイン自体を完全にブロックするものではありません)。

 
3. 社外(自宅・外出先)から一時的に許可・制限を切り替える運用パターン

 

運用要件

設定方法

→ ログイン時の挙動

社外アクセスを完全禁止

プロファイルの「ログイン IP アドレスの制限」にオフィスIPのみ設定

→ 許可IP以外からのアクセスは即時エラー(ブロック)

VPN経由のみ許可

プロファイルの「ログイン IP アドレスの制限」にVPNの出口IPを設定

→ VPN未接続時はアクセス拒否、接続時のみ許可

特定の個人・役員だけ社外許可

専用プロファイルまたは「ログインIP範囲の緩和」を適用

→ 許可されたプロファイルのユーザーのみ自宅からアクセス可能

 

管理者側の注意点(トラブル回避)

システム管理者プロファイルの自爆防止: システム管理者(Admin)プロファイルに誤ったIP制限を設定すると、管理者自身がログインできなくなるリスクがあります。最初はテスト用プロファイルで検証するか、管理者用アカウントのIP制限設定は慎重に行ってください。
モバイルアプリ(Salesforce Mobile)の考慮: スマホアプリからのアクセスも同じIP制限の影響を受けます。外出先からスマホアプリを利用させる業務がある場合は、プロファイル設定ではなくモバイルアイデンティティ(MAM/MDM)等での個別制御を検討してください。
 
ガバナンス・アクセス権限管理